ぎっくり腰 宝塚市 40代 女性
【主訴】
初診の5日ほど前、朝の起床時に腰の痛みを発症。
痛みに耐えていたがだんだん強く痛むようになり、身体を動かすたび辛いため治療に来られました。
(動作)
腰を前屈(前かがみ)30度ほど、側屈(横へ曲げる)による動作で痛み動きの制限がある。
【愁訴】
肩こり、他は省略
【治療1回目:8月4日】
右肝虚証として治療方針を立てる。
右曲泉・右陰谷・左陽池・右光明、4つのツボへ鍼を行う。
背部は肝兪・腎兪に接触程度の鍼をする。委中下の血絡に知熱灸(※腰部の筋肉に起こる炎症を抑える効果がある)
右仙腸関節部に知熱灸(※骨盤のゆがみを整える目的で使用)
太衝ー通里のツボへそれぞれ2壮と1壮のお灸を行い治療を終える。
治療後は前屈90度ほど、側屈動作ともに軽減がみられる。ベットから起き上がりや着替えもスムーズにできるようになる。
【治療2回目:8月5日】
前回から腰の痛みが大きく軽減し、歩いて来られるようになる。
右曲泉・右陰谷・左陽池のツボへ鍼を施す。
前回とほぼ同様の治療を行い、動作痛の消失を確認して治療を終了とする。
【治療家からひとこと】
左右の脚長さに違いがあったことから、骨盤のズレが急性腰痛の原因と疑われました。
このズレを改善させていただくと、ぎっくり腰は早く良くなります。
痛めている腰部は炎症が起こっています。治療の際は、患部には施術をしないことが早い改善へコツとなります。
夏場でもぎっくり腰の患者様が多いので、身体を冷やしすぎないようくれぐれもご注意くださいね!
どんな治療をするの?詳しくはこちら ⇒ 『ぎっくり腰の治療について』